バネの背を高くする。
バネの直径を小さくする。
それに続く三つ目が、
**「バネの上に何かを載せる」**である。
背が高いだけでも、
直径を小さくするだけでも、
マットレスとしてはもちろん成立する。
だが、その上に何を載せるかによって、
最終的な結果は大きく変わってくる。
ウレタン、ポリエステルわた、ラテックス。
これらをどう組み合わせるかで、
身体へのフィット感は大きく変化する。
さらに、厚さ、形状、ゾーニングまで含めれば、
その選択肢はほぼ無限と言っていい。
もっとも、
金属であるバネの耐久性と比べれば、
ウレタンの耐久性はどうしても劣る。
この部分を絶対視するのは、やはり危険だ。
だが、だからといって
クッション層を軽視していいわけではない。
どれだけ小径のコイルを使おうとも、
最後に身体に触れるのは、
やはりクッション層なのだ。
事実、
かつて薄いクッション層を売りにしていたシモンズも、
年々その厚みを増してきている。
また、薄いクッション層こそが最大の特長である
日本ベッドのシルキーでさえ、
パフ、シフォンといった
「バネは同じ、クッション層が違う」
バリエーションでラインナップを広げている。
つまり、答えは明快である。
バネが主役であることに変わりはない。
しかし、
最後の印象を決めるのは、
やはりバネの上に載っているものなのだ。