ゴールデンバリューの線径を0.2mm細くした以外は全く同じ仕様で、兄弟モデル。
2021年のモデルチェンジによって、簡易的なゾーニングが装備された事もあり、程よい硬さを得た。
そもそもゴールデンバリューが硬すぎる、とも言えるのだが、現代ではこれくらいの軟らかさが快適に感じられる方が多い筈。
だが、販売する側の多くがゴールデンバリューを先ず初めに「これが普通です」と紹介するものだから、必然的にニューフィットは軟らかい物としてインプットされる。
2枚を比較して、明らかにニューフィットの方に快適性を感じるなら遠慮なく選んでしまって全く問題ない。現代ではこちらの方が普通なのだ。
問題はその価格である。
何の変哲もない第一世代のポケットコイルで、コイルの高さも数もクッション層もたいしたスペックではないにも関わらず、なかなか立派なプライスタグを付けている。
それがブランドなのだ、と言われればそうなのかもしれないが、こういうマットレスがたくさん売れていく様は筆者の立場からすると、「もう少し賢い選択をしてみては…?」と言いたくもなる。