〜最後の第一世代ポケットコイルになるか?〜

シルキーパフの成功を受けて開発された、シルキーシリーズの標準タイプ。
シルキーレギュラーをベースに高比重高弾性ウレタンを搭載。かつて標準であったレギュラーの寝心地を現代に合わせてアップデートしている。
守備範囲が狭い以外はサータポスチャーベーシック7.7F1Pに近い寝心地。コイルの背が低い(5~6インチ)ので、この点は仕方がない。その代わり、サータよりも軽いのが長所となっている。
シモンズカタログモデルがウレタンによる簡易ゾーニングに移行したので、非ゾーニングの第一世代マットレスはシルキーシリーズが残るのみとなった。
背が低いコイルで非ゾーニングとなると、どうしても守備範囲が狭くなり、体格差のあるカップルにはオススメできないのだが、1人で使うのであれば6種類あるシルキーのどれかは合うだろうし、シフォンであれば大きな不満も出ないだろう。
唯一の注意点としては、コイルの動きを最大限にする為、縦方向の接着が施されていない事。
上背の大きくない筋肉質の方が使うと、中央部からコイル同士が噛み合っていき、最悪の場合、真ん中から裂ける可能性がある。
実物を見た事は一度、聞いた話を含めると2件、筆者自身が遭遇したのはごく少数だが、この2件とも小柄ながらかなりガッチリとした体型の男性だった。
マットレスの真ん中が裂けて向こう側が見える光景はなかなか衝撃的ではあったので、小柄で筋肉質の方は選択しないほうが良いだろう。