~コイルの直径を小さくする~
コイルの高さの次に来る要素は何だろうか?
それは直径を小さくして、より多くのコイルで身体を支える、という方法である。
デジカメの画素数をイメージすれば解り易いだろう。単純だが効果的な方法である。
直径を小さくするのだから当然、線径は細くなる。そのままではガチガチに硬いコイルになってしまう。
線径の細い、小径のコイルがたくさん並ぶと、ゴツゴツとした感触は低減し、必要最低限のクッション層でも良好な寝心地を作り出すことができる。
代表的なのは日本ベッドのシルキーポケットシリーズである。
シモンズの二倍以上、“シングルサイズで1200本のコイルが並ぶ”というマットレスのクッション層は基本的にウレタンが1層のみで、その上にウールもしくはポリエステルわたが搭載されているだけだ。これだけでゴツゴツとした感触がほぼ無くなるのだから、かなり効果的な方法なのは間違いない。
他にサータのポスチャーベーシック7.7、東京ベッドのTOKIOレインフォースなどがあり、それぞれ好評を博している。