〜悪くはないが、選ぶ理由もない〜
従来のポスチャーテックコイルに微量のチタンをミックスする事で耐久性を高めた”タイタニウムコイル”の上に、様々なクッション層を載せた5モデル。
率直に言って、こういう“バネが同じでクッション層が違うだけ”のマットレスを何種類も作る事にあまり意義を見出せないのだが、バネ自体をいろいろと変化させにくい連結式・連続式コイルではこの手法を取らざるを得ないのだろう。
ベースとなるスプリング層が共通である為、単純にクッション層に軟らかい材料が使われれば軟かくなるし、クッション層が厚くなれば軟かくなる。
クラリスⅢのfirmであれば硬めが好きな方のストライクゾーンにギリギリ入ってくるが、全体的に軟らかめの寝心地。
ポスチャーテックコイルとは異なり、コイルが交互に配列されている為、垂直荷重が斜めに流れない点は素直に評価できる。
決してダメなマットレスではないのだが、積極的に選びたくなる特長に乏しい、という印象。
強いて選ぶならクラリスで充分。