〜これぞシモンズ、という寝心地〜

8.25インチ/1.9mm線径を内蔵する、ビューティレストプレミアムシリーズの最上位モデル。
こちらも直近のモデルチェンジで中央部にウレタンが追加されて、簡易的なゾーニング仕様となった。
相変わらず、上質な寝心地である。
筆者は最近のシモンズはあまり好みではないのだが、このカスタムロイヤルだけは好きなマットレスの一枚であり続けている。
やはりスプリングマットレスはコイル高が基本性能の根幹であり、ここを蔑ろにしたマットレスはいくら高級を謳っても虚しい感じがしてしまうのだが、その点カスタムロイヤルは国内トップクラスの高さを誇り、その上のピロートップと併せて高級な雰囲気を醸し出している。
座った瞬間はストロークの長さからズボッと沈むのだが、横たわるとあらゆる凹凸に優しくフィットして、最初の振動はピタッと収まってくれる。
少し寝ただけでその性能の高さが伝わってくるのだ。
リュクスシリーズが存在する現在では少しだけ影が薄くなっているが、やはりシモンズの究極のカタチはこのカスタムロイヤルだと思う。